この度は第20回日本アクセス研究会学術集会・総会ホームページを訪問頂き誠に有難うございます。本研究会は平成10年に沼田 明先生が第1回学術集会を開催されて以来、綿々と回を重ねてまいりました。1回毎の学術総会を人の齢に例えますと、今回は満20歳、成人式ということになります。いわば生まれたばかりの赤ん坊が成長し、一人前の大人になったと言えるでしょう。この間には、透析アクセスの重要性を議論する場を立ち上げるべく、この研究会を産んで、育て続けて下さった先輩方のご努力があり、さらに透析アクセスをひとつの学術分野として成長させようとする参加者の皆さんのご努力があり、そして本会を暖かく見守ってくださった周囲の皆さまのご助力があればこその20回であろうと思います。
第19回研究会学術集会・総会では広島大学病院透析内科・土井盛博先生が「点と点を結び」、アクセスの分野と分野を、異なるアプローチと意見を、そしてアクセスに関わる人と人・職域を結んでくださいました。今回はその成果を時間軸まで延長していこうと思います。
第20回研究会では今までの来し方を振り返り、日本アクセス研究会の「成人式」を参加者全員で祝い、そしてさらに20年先に思いを馳せて将来を展望する研究会にしたいと思います。様々な試行錯誤と研究が重ねられてきたこれまでに学ぶことは、若い世代の皆さんがアクセスのこれから20年を創りあげる上での大きな糧となることと思います。すなわち、アクセスの過去・現在・未来のそれぞれを俯瞰し、吟味し、展望して参りたいと考えております。そして将来のアクセスのあるべき姿がどのようなものになるのかを、透析手段と制度・海外の新たな知見から皆で考察する機会となるよう、プログラムを計画してまいります。
懇親会についてはアクセス研究会の成人式をお祝いするにふさわしい楽しい企画を計画したいと思います。開催地熊本の美味しいもの、甘いもの、銘酒を現在実行委員会で念入りに選定中です。懇親会メニューについては、研究会のプログラムや実行委員会の活動状況と同様に随時アップして参りますので、今後も折々に本ホームページをご訪問ください。
演題募集開始は2016年6月1日を予定しています。それでは、2016年11月12、13日に熊本県立劇場にて、多くの皆さまとお目にかかれますよう、実行委員会・事務局一同楽しみにお待ち申し上げております。
平成27年10月吉日